未来のビジネスはサステナビリティ投資が不可欠だと考える理由(連載:第3回)

サステナビリティ投資をテーマにした3回連続のブログ記事、いよいよ最終回です。 今回は、サステナビリティ投資が私たちの未来のビジネスや生活にどう関わってくるのか。僕がなぜ、このテーマに強く惹かれているのかをお話しましょう。

目次

サステナビリティの主流化

これまで見てきたように、サステナビリティ投資は単なる「善行」ではありません。今や、ビジネス界でも主流になりつつあると言えるでしょう。

投資家は環境や社会に配慮している企業を評価し、消費者も環境に優しい商品やサービスを選好する傾向が強まっているのです。これからのビジネスは、サステナビリティを意識しなければ生存競争に勝ち残ることは困難でしょう。

だからこそ、新規に立ち上げる企業やサービスでは、サステナビリティ投資を重視し、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の概念を取り入れることが不可欠だと考えています。

イノベーションの源泉としてのサステナビリティ

僕がサステナビリティ投資に興味を持った理由の一つには、「サーキュラーエコノミー」が革新的なビジネスモデルを生み出す可能性を秘めているという点があります。

長坂真護氏のように、廃棄物をアートに変換し社会貢献につなげる取り組みは、まさに「負」の遺産を「正」の価値に転換する、画期的な発想の転換です。 このような創造的な取り組みは、今後さらに多く生まれてくると予想されます。サステナビリティは、これからのビジネスにとって不可欠な要素であり、ビジネスを成功に導く鍵になるのではないでしょうか。

未来社会のデザイン

サステナビリティ投資は、単なる資金運用の手段ではありません。それは、私たちがどのような未来を望み、どのような社会を構築したいのかを、具体的な行動に移すための重要な手段です。

日々の生活で環境に配慮した選択をしたり、社会貢献度の高い企業を支援したりすることで、未来は徐々に変化していきます。サステナビリティ投資は、そのような未来をデザインするための強力なツールになるに違いありません。

最後に

3回の記事を通して、サステナビリティ投資に少しでも興味を持っていただけたなら幸いです。共に、持続可能な明るい未来の創造に向けて歩んでいきましょう。

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この記事を書いた人

総合商社で中近東および中南米向けの機械輸出ビジネスに従事した後、大手コンサルティングファームにてディレクターとして日本企業および欧米企業のグローバルプロジェクトを担当。2012年よりロサンゼルスに活動拠点を移し、2人の仲間とともに「Exa Innovation Studio(EIS)」を創業。

現在は、EISで日米欧の新規事業開発に取り組むと同時に、2020年に創業した日本特有の天然素材と道具を組み合わせたウェルネスブランド「Shikohin」および新規事業育成ファンド「E-studio」の経営に従事 。

起業家の世界的ネットワークであるEntrepreneurs’ Organization(EO)のロサンゼルスおよびラテンアメリカ・チャプターのメンバーとして、多くの若手起業家のコーチングに取り組む。2016年よりアクセラレーター「Founders Boost」でメンターを務め、多くのスタートアップのアドバイザーを務める。

慶應義塾大学環境情報学部卒業。

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