五十にして知った僕の「天命」とは

「五十にして天命を知る」


孔子のこの言葉を、50歳になった今、身をもって実感しています。40歳で迷いがなくなったとは到底言えませんが、50歳を迎え、自分が人生をかけて成すべきこと、つまり「天命」が明確になりました。


僕の天命、それは「異なる文化や人々を繋ぎ、新しい価値を創造すること」です。

目次

世界を巡ってたどり着いた答え

なぜ、これが僕の天命だと確信したのか。その答えは、僕自身の人生の道のりにありました。


鎌倉で生まれ、幼少期はロンドンとニューヨークで過ごしました。社会人になってからも、欧米はもちろん、中近東や中南米など、世界各地で多様な文化や価値観に触れてきました。


この経験を通して、バックグラウンドが異なる人々や文化、アイデアが交わる瞬間に、これまでになかった新しい価値が生まれることを何度も目撃してきました。そのプロセスに、僕は計り知れない喜びと大きな意義を感じるようになったのです。

「繋ぐ」を形にする、僕の事業

この「繋ぐ」という天命は、僕が現在手がけている全ての事業の根幹をなしています。

企業の成長を繋ぐ「EXA INNOVATION STUDIO」
国境や文化の壁を越え、企業と企業、人と人を繋ぎ、新しい事業の創出を支援しています。

日本の伝統と世界を繋ぐ「SHIKOHIN
日本古来の知見や天然素材といった伝統と、現代のウェルネスへのニーズを繋ぎ、世界に新しい価値を提供しています。

未来の才能を繋ぐ「投資とインキュベーション事業
新しいアイデアや才能を持つスタートアップを発掘し、彼らが世界へ羽ばたくための支援を行っています。

実は、これらの事業に通底するテーマを改めて言語化するきっかけがありました。ある日、ロサンゼルスの起業家仲間から「君は一体、何をやっているんだ?」とストレートに聞かれたのです。

その問いに答えるため、自分の活動を一枚の資料に整理していくうちに、全ての点が「繋ぐ」という一本の線で結ばれていることに気づかされました。

Takeshi Nobuhara

情熱の源泉、そして未来へ

自分の人生を振り返り、現在の活動を整理することで、僕が進むべき道がはっきりと見えました。それは、僕がこれまで自然と喜びを感じ、情熱を注いできたことそのものでした。


これからも「異なる文化や人々を繋ぎ、新しい価値を創造する」という天命を胸に、情熱を持って活動を続けていきたいと思っています。

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この記事を書いた人

総合商社で中近東および中南米向けの機械輸出ビジネスに従事した後、大手コンサルティングファームにてディレクターとして日本企業および欧米企業のグローバルプロジェクトを担当。2012年よりロサンゼルスに活動拠点を移し、2人の仲間とともに「Exa Innovation Studio(EIS)」を創業。

現在は、EISで日米欧の新規事業開発に取り組むと同時に、2020年に創業した日本特有の天然素材と道具を組み合わせたウェルネスブランド「Shikohin」および新規事業育成ファンド「E-studio」の経営に従事 。

起業家の世界的ネットワークであるEntrepreneurs’ Organization(EO)のロサンゼルスおよびラテンアメリカ・チャプターのメンバーとして、多くの若手起業家のコーチングに取り組む。2016年よりアクセラレーター「Founders Boost」でメンターを務め、多くのスタートアップのアドバイザーを務める。

慶應義塾大学環境情報学部卒業。

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