【第1回】未来のスター企業を発掘!未上場株取引所『Hiive』とは!?

次の時代を創る「未来のスター企業」は、どこにあるのでしょうか?多くの人は上場企業の中から探そうとしますが、本当の宝はまだ世に出ていない「未上場企業」の中に眠っています。

今回は、僕が未来の市場を読むための「羅針盤」として注目している、未上場株取引プラットフォーム『Hiive(ハイブ)』の衝撃的な世界をご紹介します。

目次

『Hiive』は可能性満載のショーケース

『Hiive』は、一言でいうと「IPO(新規株式公開)前の有望企業の株を個人間で売買できるサイト」です。

通常、スタートアップ企業の株は、上場するまで一般の人が手に入れることはできません。しかしHiiveでは、「Pre-IPO(プレ・アイピーオー)」、つまり上場前の段階で、その企業の株を売りたい人と買いたい人を繋げてくれます。

驚くべきは、ここに掲載されている企業の規模です。時価総額10億ドル(約1500億円)を超える「ユニコーン企業」が数百社もゴロゴロしており、中には時価総額が数兆円に達する巨大企業も存在します。ここはまさに、未来の産業を担う可能性を秘めた企業たちのショーケースなのです。

価値の秘密は「破壊的イノベーション」と「市場の熱狂」

「上場もしていないのに、なぜそんなに価値があるの?」と不思議に思うかもしれませんが、答えは彼らが起こしている「破壊的なイノベーション」にあります。

Hiiveにリストされている企業の多くは、創業から10年足らずで、既存の市場のルールを根底から覆し、新たな常識を創り出してきました。そんな企業への「市場の期待値」が、リアルタイムの株価として反映される点がHiiveの面白いところなのです。

発行されている株式数と取引価格を見れば、その企業が今どれくらいの価値で評価されているのかという「想定時価総額」を誰でも知ることができます。

単なる取引所じゃない!市場の熱を測る「温度計」

Hiiveというプラットフォームは、僕のようなスタートアップ投資家にとっても非常に重要です。

通常、スタートアップへの投資は、その会社が買収されたり上場したりする「イグジット」まで現金化できません。しかしHiiveがあれば、その前に株を売りたい人が、買いたい人を見つけて取引できる可能性があります。

また、Hiiveは単に株を売買する場所というだけでなく、「今の市場が、どの企業の未来に最もワクワクしているか」を教えてくれる指標のような存在でもあるのです。

次世代の主役となる企業を見つけ出し、世の中の変化を先取りするための強力な羅針盤……それがHiiveなのです。次回は、Hiiveについて、さらに深掘りしていきます。

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この記事を書いた人

総合商社で中近東および中南米向けの機械輸出ビジネスに従事した後、大手コンサルティングファームにてディレクターとして日本企業および欧米企業のグローバルプロジェクトを担当。2012年よりロサンゼルスに活動拠点を移し、2人の仲間とともに「Exa Innovation Studio(EIS)」を創業。

現在は、EISで日米欧の新規事業開発に取り組むと同時に、2020年に創業した日本特有の天然素材と道具を組み合わせたウェルネスブランド「Shikohin」および新規事業育成ファンド「E-studio」の経営に従事 。

起業家の世界的ネットワークであるEntrepreneurs’ Organization(EO)のロサンゼルスおよびラテンアメリカ・チャプターのメンバーとして、多くの若手起業家のコーチングに取り組む。2016年よりアクセラレーター「Founders Boost」でメンターを務め、多くのスタートアップのアドバイザーを務める。

慶應義塾大学環境情報学部卒業。

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