次の時代を創る「未来のスター企業」は、どこにあるのでしょうか?多くの人は上場企業の中から探そうとしますが、本当の宝はまだ世に出ていない「未上場企業」の中に眠っています。
今回は、僕が未来の市場を読むための「羅針盤」として注目している、未上場株取引プラットフォーム『Hiive(ハイブ)』の衝撃的な世界をご紹介します。
『Hiive』は可能性満載のショーケース
『Hiive』は、一言でいうと「IPO(新規株式公開)前の有望企業の株を個人間で売買できるサイト」です。
通常、スタートアップ企業の株は、上場するまで一般の人が手に入れることはできません。しかしHiiveでは、「Pre-IPO(プレ・アイピーオー)」、つまり上場前の段階で、その企業の株を売りたい人と買いたい人を繋げてくれます。
驚くべきは、ここに掲載されている企業の規模です。時価総額10億ドル(約1500億円)を超える「ユニコーン企業」が数百社もゴロゴロしており、中には時価総額が数兆円に達する巨大企業も存在します。ここはまさに、未来の産業を担う可能性を秘めた企業たちのショーケースなのです。

価値の秘密は「破壊的イノベーション」と「市場の熱狂」
「上場もしていないのに、なぜそんなに価値があるの?」と不思議に思うかもしれませんが、答えは彼らが起こしている「破壊的なイノベーション」にあります。
Hiiveにリストされている企業の多くは、創業から10年足らずで、既存の市場のルールを根底から覆し、新たな常識を創り出してきました。そんな企業への「市場の期待値」が、リアルタイムの株価として反映される点がHiiveの面白いところなのです。
発行されている株式数と取引価格を見れば、その企業が今どれくらいの価値で評価されているのかという「想定時価総額」を誰でも知ることができます。
単なる取引所じゃない!市場の熱を測る「温度計」
Hiiveというプラットフォームは、僕のようなスタートアップ投資家にとっても非常に重要です。
通常、スタートアップへの投資は、その会社が買収されたり上場したりする「イグジット」まで現金化できません。しかしHiiveがあれば、その前に株を売りたい人が、買いたい人を見つけて取引できる可能性があります。
また、Hiiveは単に株を売買する場所というだけでなく、「今の市場が、どの企業の未来に最もワクワクしているか」を教えてくれる指標のような存在でもあるのです。
次世代の主役となる企業を見つけ出し、世の中の変化を先取りするための強力な羅針盤……それがHiiveなのです。次回は、Hiiveについて、さらに深掘りしていきます。
コメント