前回の記事では、LAロックに魅了されたことと、19歳で経験したアメリカ横断旅行についてお話ししました。
今回は、僕がアメリカをビジネスの拠点として選んだ理由についてお伝えします。
実現可能な「アメリカンドリーム」
「アメリカンドリーム」を非現実的だと揶揄する人もいますが、それを実現した人は数多くいます。
例えば、Teslaのイーロン・マスク(南アフリカ出身)、Googleのサーゲイ・ブリン(ロシア出身)、Yahooのジェリー・ヤン(台湾出身)など誰もが知っています。彼らは皆、移民としてアメリカに渡り、大きな成功を収めました。
日本人でも、レストランNOBUの松久信幸さんや、ソニーを世界的企業に育てた盛田昭夫さん。そして最近では、映画「SHOGUN」で大成功を収めた真田広之さんがいます。真田さんは、ハリウッドでの20年におよぶ挑戦の末に、ついに大きな成功を手にしました。
言葉の壁を超えて
「でも、英語ができないから…」という声をよく聞きます。
確かに、ビジネスの公用語は英語です。でも、今の時代は、AIを活用した翻訳ツールが、コミュニケーションの可能性を大きく広げてくれています。
実際、僕も重要なビジネスのやり取りは、まずメールやチャットから始めます。DeepLやChatGPTを活用すれば、質の高い英文メールが作成可能です。対面での会話が必要な時は、信頼できる通訳に同席してもらえば問題ありません。
大きな声で夢を語れる場所
今、僕はロサンゼルスを拠点に活動しています。この街の魅力は、クリエイティブでエンターテイメント性にあふれた空気感です。「夢を追っている」と声に出しても、誰も引いたりしません。むしろ、それを称賛してくれるのです。
日本にいたら、きっと既存の枠組みの中でビジネスをしていたでしょう。でも、アメリカは違います。チャレンジすることを歓迎し、人と違うことを評価してくれます。「もっと聞かせて」と、真剣に耳を傾けてくれるのです。
今も追い続けるアメリカンドリーム
LAロックのアルバムに衝撃を受けた15歳の僕。そして、アメリカ大陸を横断した19歳の夏。あれからずいぶんと時は流れました。今の僕は、事業家として一定の成功を収めることができています。
それでも僕は、今も「アメリカンドリーム」を追い続けているのです。アメリカを舞台に、日本語と英語を駆使しながら、新しいビジネスに挑戦し続ける。それは、あの頃憧れていたロックスターたちに負けないくらい、「かっこいい生き方」だと思っています。
かつて長距離バスの車窓から見た広大なアメリカの景色と、今見ているLA市街の景色。どちらも僕にとって、可能性に満ちた特別な風景です。これからも、この地で夢を追い続けていきたいと思います。