「宝島AIゲーム」解説シリーズ、いよいよ最終回です。前回はAIとの共創で個人の「AI脳」を鍛える第1フェーズをご紹介しました。
今回は、そこから一歩進み、AIでは到達できない人間ならではの創造力をチームで解き放つ「第2フェーズ:AIの先へ――“未来を描く構想力”をチームで磨く」に迫ります。
さらに、この革新的なプログラムの今後の展開や、私たちが目指す未来についてもご紹介します。
チームブレインストーミングで未知の「宝島」を発見
第1フェーズでAIと共に導き出した「過去の最適解」や個人のアイデア。これらはあくまで出発点に過ぎません。
第2フェーズのテーマは、「まだこの世に存在しない未来を構想する力」。参加者は、第1フェーズで準備してきた情報やアイデアを持ち寄り、チームでブレインストーミングを行います。
「What if?(もしも~なら?)」や「Yes, and…(いいね、さらにこうしたらどう?)」といった創造的思考を駆使し、お互いの発想を受け止め、広げ、構造化していくことで、前例のないビジネスの「宝島」を発見が可能です。
AIがリサーチや分析で圧倒的な力を発揮する一方で、このフェーズでは人間の直感、共感、そして飛躍的な発想力が鍵となります。
第2フェーズでチームとして獲得するスキル
チームでの活動を通じて、以下のスキルが磨かれます。
多様な意見を尊重し、建設的な議論を通じて、個人では到達できない斬新なアイデアを生み出す力。
限られた時間の中で、効果的に意見を交換し、合意形成を図るためのコミュニケーション能力。
多様な意見や情報をまとめ上げ、実現可能な形に落とし込む力。
チームで生み出した構想の魅力を、聞き手の心を動かす物語として伝える力。
構想を実現するために、関係者を巻き込み、協力を得るための説得力あるプレゼンテーション能力。

「宝島AIゲーム」の未来─音声対応、多言語化、そして企業研修へ
「宝島AIゲーム」は、5月末に英語版のみ先行リリースしています。現在は、日本語版を開発中で、8 月中旬~末頃には音声(Siriのように声で操作できる)にも対応するように開発に取り組んでいます。
その上で、このプログラムを企業研修やセミナーとして展開し、より多くの方々に体験していただきたいと考えています。さらに、出版社や教育機関との連携も視野に入れ、その価値を広めていく予定です。
もしかしたら、ゲームをナビゲートするオリジナルキャラクターも登場するかもしれません。どうぞ、楽しみにしていてください。
おわりに─あなたも「宝島AIゲーム」で未来を構想しませんか?
AIと共に考え、AIを超えて描く。「宝島AIゲーム」は、AI時代における人間の新たな可能性を切り拓くための挑戦です。
リサーチや分析はAIに任せ、人間はより創造的な活動に集中する。そんな未来を実現するための一歩として、このプログラムは進化を続けます。

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