ワインの聖地ナパバレーで知った、アメリカ流「豊かさの循環」とは?

先日、アメリカのワインの聖地として知られるナパバレーで開催された「フェスティバル・ナパ」に参加してきました。

これは単なるお祭りではありません。富裕層が集い、最高のエンターテイメントを楽しみながら社会貢献をするという、アメリカらしい「豊かさの循環」を体現した素晴らしいイベントです。

僕たちが手がける「Shikohin」も、この特別な場所で新しい価値を提供することができました。

目次

楽しむことが、そのまま社会貢献になる仕組み

なぜこのイベントが素晴らしいと感じたのか。それは、参加するすべての人々が「楽しむこと」と「社会に貢献すること」を両立させている点にあります。

JPモルガンやアウディといった超一流企業がスポンサーとなり、2週間にわたって音楽、ワイン、食、ウェルネスの祭典が繰り広げられるのです。参加者はチケットを購入して、トップシェフの料理や最高のワインを心ゆくまで楽しみます。

そして、イベントの収益や最後に行われるチャリティーオークションで集まった資金は、支援を必要とする団体へ寄付されるのです。つまり、自分たちが楽しむためにお金を使うことが、そのまま社会貢献に繋がる。この美しい仕組みこそが、このイベントの最大の魅力だと感じました。

高級スパへの商品提供と、日本最高級の「抹茶」体験

「フェスティバル・ナパ」という最高の舞台に参加する機会を得て、僕たちは2つの活動を行いました。

一つは、「The Meritage Resort and Spa」という、ため息が出るほどに美しいスパへの商品提供です。本物を求めるお客様が集まる空間に、僕たちの商品が並ぶ光景は感慨深いものがありました。

もう一つは、「Taste of Napa」という食の祭典でのブース出展です。ここでは、日本から直輸入した最高品質の抹茶を使い、ナパバレーの一流シェフやバリスタ、また地元の方々に、その場で点てた抹茶や抹茶ラテを提供しました。

多くの方がブースに立ち寄り、「ジャパン」の文化に触れ、その深い味わいに感動してくれたのです。

そしてイベントの締めくくりとして、僕たちもチャリティーオークションに1,000ドル相当の商品を寄付しました。この小さな一歩が、豊かさの循環の一部になれたことを嬉しく思っています。

イベント参加から見えた、僕たちのこれからの役割

「フェスティバル・ナパ」は、最高の贅沢を味わいながら、ごく自然に社会貢献へと繋げていくアメリカの文化を肌で感じられる貴重な体験でした。楽しみと貢献が一体となった「豊かさの循環」は、これからの社会が目指すべき姿の一つかもしれません。

このような素晴らしい場で、僕たちの「Shikohin」を通じて日本の文化を発信し、貢献できたことは非常に光栄です。これからも、本物の価値を世界に届ける活動を続けていきたいと、改めて心に誓いました。

※参考URL
https://festivalnapavalley.org/
https://www.meritageresort.com/wellness/

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この記事を書いた人

総合商社で中近東および中南米向けの機械輸出ビジネスに従事した後、大手コンサルティングファームにてディレクターとして日本企業および欧米企業のグローバルプロジェクトを担当。2012年よりロサンゼルスに活動拠点を移し、2人の仲間とともに「Exa Innovation Studio(EIS)」を創業。

現在は、EISで日米欧の新規事業開発に取り組むと同時に、2020年に創業した日本特有の天然素材と道具を組み合わせたウェルネスブランド「Shikohin」および新規事業育成ファンド「E-studio」の経営に従事 。

起業家の世界的ネットワークであるEntrepreneurs’ Organization(EO)のロサンゼルスおよびラテンアメリカ・チャプターのメンバーとして、多くの若手起業家のコーチングに取り組む。2016年よりアクセラレーター「Founders Boost」でメンターを務め、多くのスタートアップのアドバイザーを務める。

慶應義塾大学環境情報学部卒業。

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