日本人の力と可能性は、世界中で高く評価されています。私自身もアメリカに渡ってから気づいたのですが、特に歴史や文化に興味を持つ外国人の間で、日本人の国民性は深い尊敬と憧れの対象となっているのです。
今日はそのあたりのことを深堀りしてみましょう。
激動の歴史とともに近代化を遂げた日本
日本は、世界史の中でもまれに見るスピードで近代化の道を驀進してきた国です。
ちょんまげを結って刀を差した侍が闊歩した時代から、1868年の明治維新という大改革を経て、約40年後(1904-1905年)には日露戦争に勝利。さらにその約40年後(1941-1945年)の第二次世界大戦で壊滅的な敗北を喫し多くを消失しました。しかし、逆境に屈することなく、高度経済成長を遂げ、めざましく発展。
敗戦からわずか20年後の1968年には、アメリカに次ぐ世界第3位の経済大国に成長し、1970年代初頭には第2位にまで上り詰めたのです。
日本の近代化の軌跡は、まさしく激動の歴史だと言えます。どんな苦境に陥っても、みごとに「巻き返す力」こそが、世界を驚かせ続ける日本の真骨頂なのです。
そして、日本人の中に脈々と培われてきた、伝統文化、教養、美意識、勤勉さが、復興の原動力になっているのは間違いありません。加えて、新しい社会制度や技術を柔軟に吸収する好奇心と開拓精神が、国際社会における日本を支えてきたのです。
現代の課題~日本の奇跡よ、ふたたび!
今、日本は再び大きな転換期を迎えています。
課題は、少子高齢化、介護問題、2020年から始まった新型コロナウイルスがもたらした新しい生活様式など、個人レベルにとどまりません。人材不足、働き方改革、複雑化する国際情勢といった国家レベルの様々な難題に直面しているのです。
この状況は、まるで1850~1860年代の江戸末期のように先の見えない不透明な時代を彷彿とさせます。同時に、見えない先には、新たな創造と革新の時代がやってくる可能性を秘めている予感も孕んでいます。
日本人の底力は、過去の歴史が証明済みです。何度となく困難に直面しながらも、その度に乗り越えてきました。今、直面している課題も、必ずや克服できるはず!
世界が注目する日本人の力と可能性。この力を信じ、未来に向かって歩み続けることが、まだ見ぬ未来を切り開く鍵にきっとなるでしょう。
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