大富豪と大貧民? 価値観の転換期を生きる僕たちへの問い

日々様々な情報が飛び交い、目まぐるしく変化する社会の中で、時に自分の価値観を見失いそうになることはありませんか?

今回は、一見するとゲームのタイトルにも見える「大富豪・大貧民」というキーワードを手がかりに、現代社会における価値観のあり方、そしてこれから僕たちが目指すべき幸せについて、掘り下げて考えてみたいと思います。

目次

「大富豪・大貧民」から見えてくる本質

現代社会において、発展途上国はもちろん、先進国と呼ばれる国々においても、経済的な豊かさを追求することが当然のように考えられ、多くの人がその価値観の中で生きています。

しかし、それが本当に僕たちを幸せにする唯一の道なのでしょうか?

生きがいとは何か?

ここで少し視点を変えて、トランプゲームの「大富豪・大貧民」を思い出してみましょう。このゲームでは、カードの強さが絶対的なものではなく、時に「革命」によってその価値が逆転します。

これは、僕たちの人生や社会における価値観もまた、絶対的なものではなく、変化しうる可能性を秘めていることを示唆しているのではないでしょうか。

精神科医の神谷美恵子氏は、著書『生きがいについて』の中で、ハンセン病患者の方々との交流を通して、生きがいとは何かを深く考察しました。彼女の言葉は、物質的な豊かさだけではない、人間としての根源的な喜びや満足感こそが、真の生きがいにつながることを教えてくれます。

Shikohinの「コア・アイデオロジー」

僕が経営するウェルネス・ブランドのShikohinでは、以下の「コア・アイデオロジー」、つまり核となる価値観や信念を掲げています。

先日、Shikohinが主催したセミナーで「生きがい」について話し合う機会がありました。そこでは、自分にとって本当に大切なものは何か、何に喜びを感じ、何に価値を見出すのかを深く掘り下げました。

その過程で、多くの人が社会的な成功や他者からの評価といった外的要因ではなく、自身の内側から湧き出る充実感や幸福感を求めていることに気づかされました。

真の豊かさを問う

「大富豪・大貧民」という言葉は、僕たちに現代社会の価値観を問い直し、真の豊かさとは何かを考えるきっかけを与えてくれます。

次回の記事では、この問いをさらに深掘りし、具体的な「価値観の革命」について考察していきます。

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この記事を書いた人

総合商社で中近東および中南米向けの機械輸出ビジネスに従事した後、大手コンサルティングファームにてディレクターとして日本企業および欧米企業のグローバルプロジェクトを担当。2012年よりロサンゼルスに活動拠点を移し、2人の仲間とともに「Exa Innovation Studio(EIS)」を創業。

現在は、EISで日米欧の新規事業開発に取り組むと同時に、2020年に創業した日本特有の天然素材と道具を組み合わせたウェルネスブランド「Shikohin」および新規事業育成ファンド「E-studio」の経営に従事 。

起業家の世界的ネットワークであるEntrepreneurs’ Organization(EO)のロサンゼルスおよびラテンアメリカ・チャプターのメンバーとして、多くの若手起業家のコーチングに取り組む。2016年よりアクセラレーター「Founders Boost」でメンターを務め、多くのスタートアップのアドバイザーを務める。

慶應義塾大学環境情報学部卒業。

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