知ってて損はない、 日本で普及し始めた「ステーブルコイン」の基礎知識(シリーズ第1回)

本記事は2026年4月13日時点の報道をもとに記述しています。米イラン関係は停戦協議決裂となり、中東情勢は不穏かつ流動的です。

ステーブルコイン」という言葉、最近ニュースでよく耳にしますね。

「仮想通貨は難しくて怖い」と思っているあなたも、実はもう無関係ではいられません。2025年秋に日本初の「円建てステーブルコイン」が誕生して以降、ついに僕たちの暮らしにも届き始める準備が整いました。

この記事では、ステーブルコインの基礎知識から日本での最新動向までをわかりやすく解説します。

ステーブルコインって何? 3つのメリットをサクッと理解

ステーブルコインとは、一言でいえば「価格が安定している仮想通貨」です。

従来のビットコインなどの仮想通貨は、価格の上がり下がり(ボラティリティ)が激しく、日常の買い物や送金に使うには不便でした。

そこで登場したのが、米ドルや日本円といった「法定通貨」を担保にして、常に1コイン=1円(または1ドル)という価値を保つステーブルコインです。

【メリットは大きく分けて以下の3つ】

  1. 価格が安定しているため日常の決済に使いやすい
  2. 銀行を通さないため、送金手数料を大幅に削減できる
  3. ブロックチェーン技術により、24時間いつでも海外へ瞬時に送金可能

まさに、現金と仮想通貨の「いいとこ取り」と言えます。これが世界中で急成長している最大の理由です。

日本初の円建てステーブルコイン「JPYC」

日本では、2025年10月27日に歴史的な一歩が踏み出されました。JPYC株式会社が、日本初となる正式な円建てステーブルコイン「JPYC」を発行したのです。

これまでも似たような前払い式のサービスはありましたが、改正資金決済法に基づく厳しい審査をクリアし、正式な「電子決済手段」として認められたのが大きなポイント。

これにより、「1JPYC=1円」として、誰でも安全に利用できるオープンな金融インフラが整いました。

大阪・関西万博で使われたウォレットアプリ(EXPO2025デジタルウォレット)も、万博閉幕後にJPYCに対応した新サービスとしてリニューアルされるなど、僕たちの生活にデジタル通貨が浸透する準備が着々と進められています。

メガバンクも続々参入!日本の未来と世界の覇権争い

JPYCの成功に続き、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の3メガバンクも共同で独自のステーブルコイン発行に向けて実証実験に着手しています。

なぜなら、企業間の国際送金や社内決済にステーブルコインを使えば、莫大なコスト削減と業務の効率化が期待できるからです。このように、日本では制度整備のもとで普及が進みつつあります。

けれど、視点を世界に向けると、全く違うドロドロの景色が広がっています。

実はアメリカでは、このステーブルコイン市場を巡って、「国家権力」を巻き込んだ巨大な利権ゲームが繰り広げられているのです。

次回は、トランプ政権が絡む衝撃の裏側に迫ります。

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この記事を書いた人

総合商社で中近東および中南米向けの機械輸出ビジネスに従事した後、大手コンサルティングファームにてディレクターとして日本企業および欧米企業のグローバルプロジェクトを担当。2012年よりロサンゼルスに活動拠点を移し、2人の仲間とともに「Exa Innovation Studio(EIS)」を創業。

現在は、EISで日米欧の新規事業開発に取り組むと同時に、2020年に創業した日本特有の天然素材と道具を組み合わせたウェルネスブランド「Shikohin」および新規事業育成ファンド「E-studio」の経営に従事 。

起業家の世界的ネットワークであるEntrepreneurs’ Organization(EO)のロサンゼルスおよびラテンアメリカ・チャプターのメンバーとして、多くの若手起業家のコーチングに取り組む。2016年よりアクセラレーター「Founders Boost」でメンターを務め、多くのスタートアップのアドバイザーを務める。

慶應義塾大学環境情報学部卒業。

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