ポストモダンの次は「予測主義」の時代へ。AIと未来を共創するTreasure Island AI Gameの挑戦

これまで2回にわたり、「ポストモダン」という現代の特徴と、その限界について探ってきました。「絶対的な正解はない」というポストモダンの思想は、僕たちに多様性と自由をもたらしましたが、同時にフェイクニュースの蔓延や社会の停滞といった問題も生み出しました。

すべてを疑うべき今の時代。これから先、僕たちはどこへ向かうべきなのでしょうか?

今回は、シリコンバレーの伝説的VC「a16z」が提唱する、ポストモダンの次に来る新しい時代の思想「予測主義(Predictionism)」について、そしてそれが僕たちの未来をどう変えるのかを解説します。

ポストモダンの次に来る新しい思想「予測主義」とは?

「予測主義」とは、その名の通り、「未来を予測し、設計し、創造すること」を最も重視する考え方です。これまでの時代の思考の中心が「過去の分析」だったのに対し、予測主義の時代では「未来の予測」へとシフトします。そして、その巨大なシフトを可能にしたのが、AIとビッグデータの登場です。

膨大なデータを分析し、未来に起こりうる可能性をシミュレーションする。AIという強力なツールを手に入れた僕たちは、もはや過去の出来事を分析して反省するだけではありません。

「未来に何が起こるか(What will happen?)」を高い精度で予測し、より良い未来を能動的にデザインしていくことができるようになるのです。これは、ただの空想ではありません。すでに社会の様々な場面で、その兆候は現れ始めています。

「予測」が変えるビジネス、教育、そして文化の未来

「予測主義」の考え方が広がることで、僕たちの社会はどのように変わっていくのでしょうか?

─ビジネスの世界─

これまでの経営が「過去の売上データ(What happened?)」に基づいて判断していたのに対し、これからはAIによる市場予測や需要予測(What will happen?)に基づいた、より大胆でスピーディーな意思決定が主流になります。

─文化の世界─

メタバースや高度なシミュレーションゲームのように、人々は「仮想空間で未来を体験し、操作する」ことが当たり前になります。SF映画で描かれた世界が、現実のすぐそこまで来ているのです。

─教育の世界─

教育の目的も、「過去の知識を暗記する」ことから、「AIと共に未来を想像し、予測し、創造する力を育む」ことへと変化していくでしょう。正解を覚える力よりも、まだ誰も知らない未来をデザインする力が求められるようになります。

このように、「予測主義」は社会のあらゆるシステムのOSを書き換えるほどの、大きなパラダイムシフトなのです。

未来を共創する「Treasure Island AI Game」という挑戦

「なんだか壮大で、自分とは関係ない話だな」と感じたかもしれません。しかし、この「予測主義」という新しい時代の思想は、まさに僕が今、情熱を注いで開発している「Treasure Island AI Game」の根幹をなす考え方でもあります。

このゲームは、単なるエンターテイメントではありません。これは、「人とAIによるビジネスプラン共創プログラム」です。

AIが得意なこと=膨大なデータ分析、市場の洞察、論理的な思考

人間が得意なこと=未来を想像・構想する力、直感的な予測力、人を惹きつける物語を創る力

Treasure Island AI Gameは、AIの圧倒的な分析力と、人間にしかできない想像力・構想力を組み合わせることで、これまでにない新しい価値やビジネスプランを創造するためのまったく新しい知の冒険プログラムです。

参加者はゲームを楽しみながら、自然と「予測主義」の時代に必要とされるスキルを身につけていくことができます。これは、ポストモダン的な「批判」や「傍観」の姿勢から一歩踏み出し、AIという新しいパートナーと共に「未来を創る」側へと回るための挑戦なのです。

未来を批判する側から、創造する側へ

全3回にわたって、時代の大きな転換点についての話をお届けしてきました。

「絶対的な正解はない」とすべてを疑い、少し立ち止まってしまったポストモダンの時代。その先で僕たちを待っているのは、AIという相棒と共に、無数の未来の可能性を予測し、自らの手で最高の未来をデザインしていく「予測主義」のエキサイティングな時代です。

未来は、誰かが与えてくれるものではありません。僕たちが自ら考え、予測し、創造していくものです。

あなたも、未来をただ待つのではなく、一緒に創る冒険に出てみませんか?Treasure Island AI Gameが、その冒険の始まりの島になることを願っています。


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この記事を書いた人

総合商社で中近東および中南米向けの機械輸出ビジネスに従事した後、大手コンサルティングファームにてディレクターとして日本企業および欧米企業のグローバルプロジェクトを担当。2012年よりロサンゼルスに活動拠点を移し、2人の仲間とともに「Exa Innovation Studio(EIS)」を創業。

現在は、EISで日米欧の新規事業開発に取り組むと同時に、2020年に創業した日本特有の天然素材と道具を組み合わせたウェルネスブランド「Shikohin」および新規事業育成ファンド「E-studio」の経営に従事 。

起業家の世界的ネットワークであるEntrepreneurs’ Organization(EO)のロサンゼルスおよびラテンアメリカ・チャプターのメンバーとして、多くの若手起業家のコーチングに取り組む。2016年よりアクセラレーター「Founders Boost」でメンターを務め、多くのスタートアップのアドバイザーを務める。

慶應義塾大学環境情報学部卒業。